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2020.03.27 大田垣 成俊
【春のオススメ】やさしい透明感特化、ヴェールカラーとは?

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

【春カラー】透き通るようになびく、春のヴェールカラー

 

先日、こんな感じで「ヴェールカラー」みたいに好き勝手言ってますが、

 

実際、僕の中でのヴェールカラーは何を指すかといえば、

 

「ブリーチなしでも柔らか透明感」ってのがテーマです。

 

 

先日、講習に行ってきて、名古屋の美容院、TABOO.Kさんがされている「シークレットカラー」なるものを勉強してきました。

 

髪への負担を少なく、カラーの時間を短縮して、かつ、しっかり発色させる。機能性と質感表現に特化した斬新な方法なのですが、

 

 

それをしたところ、やはり凄く質感が柔らかくて良いんですよ。

 

薄っすら白く透明なヴェールを纏った質感。触ってもサラッと柔らかい。

 

そんなこんなで、響きが良いから勝手に「ヴェールカラー」と呼んでいます。(笑)

 

 

つまり、本当の名前は「シークレットカラー」です本当にすみません。

 

 

 

で、染めてみた。

 

 

 

妊婦さん。安定期に入ったからやっと来れた…ということで、カラー自体はなんと5ヶ月ぶり。

 

根元がだいぶ伸びてしまっていて、毛先に行くにつれて、ダメージの差などから褪色しています。

 

特に表面に関しては紫外線などをモロに浴びるため、ハイライトのような感じに褪色。

 

 

つまり、写真でも分かるように、ナチュラルにグラデーション化しています(笑)

 

 

さて。

 

グラデーションに褪色→妊婦さん→次いつ来れるか分からない→コテで巻く

 

これを考えた際、このグラデーション感をそのまま活かしてみることにしました。

 

 

グラデーションは根元が暗めなので、伸びてもプリン化が目立ちません。

 

仕上がりはこちら。

 

 

いい具合にハイライト感も、巻いたときの立体感として活きています。

 

褪色したオレンジっぽさも抜けて、ヴェールカラーにより、透明感のある仕上がりになっています。

 

ヴェールカラーの向き不向き

 

ヴェールカラーは透明感の質感に特化した工夫をされています。

 

なので、中~高明度のカラーは得意ですが、

 

逆に暗めでの表現は少し苦手分野となる技術かと思っています。

 

 

 

発色としては、淡い感じが得意なので、ベージュ系のカラーが非常に良い。

 

特にアッシュベージュなどの寒色系ベージュの表現が得意です。

 

逆に、パキッとした鮮やかな赤やピンクなどは、少し苦手かもしれません。

 

普通のやり方で染めたほうがいいです(笑)

 

 

ブリーチをしなくても2~3回と期間をかけて染めることで、ダメージレスで明るくすることができ、その後の暗め透明感が表現できるベース作りを可能とします。

 

 

今のところ、通常通りの価格でさせていただいております。なので希望に合わせて、ヴェールカラーが合うようであれば、こちらから技術の提案はさせていただきますのでご安心を♪

 

春の麗らかな雰囲気を、ヴェールカラーで過ごしてみませんかー?