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2019.12.24 大田垣 成俊
【お客様向け基礎知識】寒色系カラーと暖色系カラー【ヘアカラー】

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

 

仕事をしていて、

 

美容師にとっては当たり前すぎて、説明が省かれてしまいがちだけど、

 

意外と知らない人っているから、ちゃんとしないといけないよなぁ…

 

 

と思うことってよくあります。

 

 

「シリコンって駄目なん?」

 

「リンス、コンディショナー、トリートメントって何が違うの?」

 

【お客様向け基礎知識】リンス・コンディショナー・トリートメントの違い

 

「レイヤーって具体的にどういう感じ?」

 

「ボブって色々ありすぎて、結局どこまでなん?」

 

「コテって何℃使えばいいの?」

 

「洗い流さないトリートメントって色んなタイプあるけど、どのタイプが合うの?」

 

「トリートメントって付けたあと、どのくらい置いた方がいいの?」

 

 

などなど。

 

 

 

 

 

少しずつではありますが、そういう「分からないけど、聞きにくいなぁ~…」みたいな事を答えていけたら…と思います。

 

 

 

さて。ということで、

 

今回は、カラーの色味について。

 

時々こんなことがあります。

 

「カラーをしたい。茶色にしたい。」

 

特に高校卒業して初めてカラーをする!!みたいな人に多い気がします。

 

 

ここで僕らがお伝えしなければならないのは、

 

「どんな茶色?」ということになるんですが、

 

 

茶色にも色んな茶色があります。

 

 

アッシュやら、ピンクやらですね。

 

寒色系と暖色系と中間色

 

大きく分けると、寒色、暖色。この2種類で考えていいと思います。

 

【寒色系】

アッシュ(青)

マット(緑)

 

【暖色】

ピンク

レッド

オレンジ

 

【中間色】

バイオレット

ベージュ

 

 

[中間色について]

中間色は正直、どっちとも言えます。

 

紫自体、青赤のミックスですから、青が強ければ寒色っぽく感じるし、

 

赤が強ければ暖色っぽく感じます。

 

 

そして、本来の色彩学では、イエローは暖色、緑は中間色ですが、

 

ヘアカラーに関しては、緑は寒色で理解していて良いです。

[色の呼び方]

アッシュは本来、「灰」ですが、ヘアカラー事情では青です。

 

マットも質感ワードのはずですが、ヘアカラー事情では緑です。

 

 

同じ青でも、「イルミナカラーの青=オーシャン」「オルディーブアディクシーの青=サファイア」というように

 

薬剤メーカーによって、呼び方や色の出方が違うため、ネットの色の呼び方は様々です。

 

勝手に名付けている場合もあるので、全ての美容師の共通言語ではなかったりします。

 

例えば、「セピアグレージュにお願いします」って頼まれても、「えっ…?ちょっとお待ち下さいねッ☆(セピアってなんや…)」ってなります(笑)

 

上で振り分けたのは、あくまで美容師のヘアカラー事情における共通言語です。

 

 

 

寒色と暖色、どのくらい違うか。

 

Aさん

 

 

Bさん

 

AさんBさん、それぞれ違うお客様ですが、同じような明るさ、同じような抜け方をしています。

 

 

 

では、染めてみます。

 

 

Aさん

【暖色】イルミナカラーのブロッサム×オーキッド少々(チェリーピンク×少しの紫)

 

 

Bさん

【寒色】オルディーブアディクシーのサファイア×シルバー少々(青×うっっすい紫入り灰色)

 

 

どえらい違うやん。

 

 

 

色味が違うだけで、数字で言うところの明るさはほぼ同じです。

 

 

どうでしょうか。

 

 

比べてみると明確に違いがありますが、

 

意外と1枚の写真で見ると、これを「茶色」と一緒くたにしてしまいがちだったりします。

 

 

 

寒色系と暖色系が与える印象、質感の影響

 

すんごくザックリ言います。細かいのは後日頑張ります(笑)

 

【寒色】

軽い、クール、透明感、外国人風、オシャレ、涼しげ、フレッシュ、抜け感、ドライ

 

【暖色】

しっとり、ツヤ感、女性らしい、活発、華やか、かわいらしい、温かい、存在感

 

 

言語化すればこういった感じですかね。

 

言語化しなくても、見比べただけでも、

 

「あーーーー、なんか、うん、はいはい。雰囲気わかるわ。」って感覚的に感じるとは思います(笑)

 

 

 

今回は分かりやすく両極端なものを例にしましたが、もっとナチュラルな感じでも当てはまります。

 

 

 

こういった違いがある上で、自分の好みや服装、見られたい印象とかと照らし合わせながら、ヘアカラーを楽しめると良いなって思います。

 

 

 

 

 

他に「こんなん知りたい!!」ってのがあれば、ご来店の際にリクエストしてみてくださいね!!!