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2016.10.11 大田垣 成俊
PROSOLオリジナル商品Part.7【アウトバストリートメントについて】

シャンプー、トリートメントと解説を終え、今回はアウトバストリートメントの話になります。

 

まず、「アウトバス」というと、「??」みたいな反応は意外と多いのですが、「洗い流さないトリートメント=アウトバス」です。

 

風呂の外で使うものだから、「out bath」です。

 

 

で、仕事をしていて結構感じるのですが、シャンプーやトリートメントにはそんなに興味は示さないのだけど、アウトバスは使いたがる。

 

そういうお客様が多いように思います。

 

 

勿論、使っていただくに越したことはないのですが、個人的にはあくまで「シャンプー>トリートメント>アウトバス」の順番でこだわって頂きたいです。

 

シャンプーでベースが整っていないと、トリートメントも最大限の効果は発揮されませんので。

 

メイクと似たようなもんですね。ベースが整わないと、ノリも持ちも悪い。

 

 

それを踏まえたうえで話を進めていきますが、

 

とは言うものの…、このオイル、個人的にはかなりの推しアイテムです。

 

では、成分解説。

 

18-MEA(18-メチルエイコサン酸)

 

難しそうな名前で、既に拒絶反応を起こしている方もいるかもしれませんが、

 

簡単に言うと、(床にかける)ワックスみたいなものです。

 

健康な髪は、ツヤツヤで、結構水を弾きます。これは18-MEAによるものです。

 

この18-MEAは髪の表面に存在している脂質の一種で、艶や手触りをよくしてくれます

 

 

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%e3%81%88

 

そして、この18-MEAは、1度のカラーで80%、パーマで50%が失われます。

 

さらに18-MEAは自己再生されない成分ですので、外から補う必要が出てきます。

 

それを補うことが出来るオイルとなっていますので、カラーやパーマをされている方で、艶、手触りを気にされる方には、かなりオススメです。

 

 

 

エルカラクトン(γ-ドコサラクトン)

 

 

化学構造的には18-MEAと似ていますが、18-MEAは表面部分の補修、エルカラクトンは内部的な補修に優れています。

 

注目すべき特徴は、エルカラクトンがダメージ部分に定着した後、熱によって溶け変わり、ダメージ部分にフィットし、定着すること。

 

ドライヤーの熱でも形質変化するため、乾かすにつれ、手触りやハリコシが良くなります

 

定着力があるので、形状記憶効果も高まり、デジタルパーマや縮毛矯正の艶、手触り、持続力はもちろん、ブローの持続力も良くなります。

メドウフォーム油

 

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エルカラクトンと近い働きがあります。

 

熱により安定し内部補修します。

 

CMCを補う最も理想的な成分と言われており、カラーの発色や、色持ちを向上する効果がある

 

(CMCについては、こちらを参照)

https://www.prosol.co.jp/itsukaichi/blog/7330/

 

また、摩擦を軽減し、保湿効果があることで、静電気を和らげる効果もあります。

La naniオイルの総括

 

「オイル」というと、結構、「べたつく」とか「重い」とか、苦手意識を持っている方がいますが、

 

このオイルに関しては、軽めでサラサラな部類です。

 

つけた感覚としては、「つけた感じがしない」ってくらいの軽い感じですが、

 

乾かすにつれて「いつもより髪が絡まない」「いつもよりさらさらしてる」「なんか乾かしやすかった」とか、そういう実感を帯びた感想を抱く方もいるでしょう。

 

ついでに言っておくと、とても肌にも優しい成分で、乾燥性の手荒れを引き起こしている方は、髪にオイルをつけた後、手のひらに余った油分を手に馴染ませることもオススメします。

 

個人差はありますが、状態が良くなったりもします。

 

 

ざっくりですが、そんな感じですね♪

 

 

基本的に人を選ばない、大勢の方に使っていただけるオイルとなっております。

 

是非、お試しあれ。