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2021.08.19 大田垣 成俊
【スタイル紹介】耳掛けを制する者はショートを制す(?)

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

以前撮影した写真のデータが出来上がったので紹介します。

 

今回のモデルは、4~5年くらい前からの飲み仲間。

 

背が高くて、首が長くて、スラッとしていて、目がウルウルしていて、

 

よくモデルでお世話になっております(笑)

 

 

切る前はこんな感じ。

 

 

 

お顔立ち的にはフェミニン系統で、クールよりかは、可愛い寄りかと思います。

 

知り合った当初も、フリフリ、ふわふわした服をよく着ていた気がします。

 

 

でも、ここ1~2年でサバサバとした一面を垣間見せ、

 

アルコールよわよわ系女子でカシスオレンジニストだったのが、アルコールつよつよ系野郎のウイスキーロッカーに成長し、

 

なんか性別と年齢の垣根を越えてしまっている感を感じずにはいられません(笑)

 

 

着る服装も変わってきて、黒のスラッとした感じが増えてきている気がする。

 

 

そんな普段の変化に合わせて、ちょっと可愛い系の顔立ちを、クールに寄せてみようというテーマで考えました。

 

 

ただ、ウイスキーロックは行き過ぎなので、ワインくらいが似合う女性に(笑)

 

本人は「伸ばそうと思ってたのに…」って言っていた気がしましたが、

 

知りません。きっと気のせいです♪

 

 

 

さて、普段もお店に来てくれて、ずっと担当しているので髪質もよく知っています。

 

 

直毛で、ストンとしやすい髪。ハリコシはしっかりある。量も太さも普通くらいあるけど、直毛の影響もあってペタンと見えやすい。

 

 

 

首の長さも活かせればクールさが増すので、しっかり長さは容赦なく切り詰めようと決めていました。

 

 

仕上がりはこんな感じ。

 

 

耳に掛けやすく、透け感、束感を表現しやすいような量の調節を大切にしました。

 

まとまりはあるけど、軽い。

 

 

ええやん。

 

 

身長もあって、首も長いので、めっちゃキマります♪

 

職場でも好評らしい。

 

スタイルのポイント

 

とにかく髪質を活かした柔らかいカットと、耳掛けのバランス。

 

そのために、土台のカットはすべてシザー(ハサミ)ではなく、レザー(カミソリ)で切っております。

 

毛先の先細り感が作りやすく、カットラインが柔らかくなる為、浮遊感、透明感を表現しやすいメリットがあります。

 

 

 

耳に掛ける事を前提としているので、耳掛けしやすいように、耳周りの毛量の調節をしっかり行い、

 

 

・耳に全部かける

・もみあげ以外を曖昧に掛ける

・もみあげより後ろを掛ける

 

 

色んな耳掛けパターンを試しながら、どのタイプでも素敵に成り立つようにデザインしました。

 

 

この「耳掛け」は、実は非常に奥深く、

 

耳掛け具合でかなり印象は変わります。

 

「耳掛けを制する者はショートを制す」といっても過言ではない。

 

 

今回は、「もみあげ以外を曖昧に掛ける」ことで、ハラリと落ちる毛に色気を出して、大人の雰囲気を漂わせます。

 

 

なんかフェチみたいに思われそうですが、耳に掛ける仕草って、色っぽくないですか?

 

 

ラーメン食べる時に、毛が落ちないよう、耳に髪を掛けるように手を添えながら、ふーふーして食べる感じ。

 

それです、それ(笑)

 

分かる男性はいるはず。

 

 

 

え、いるよね・・・?