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2021.08.31 大田垣 成俊
脱·白髪染めからのオンカラー。

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

白髪染めに関して、色々考える方は多いかと思います。

 

具体的にいえば、「どのくらいの頻度で染めるか」ということ。

 

1ヶ月に1センチほど髪は伸びますが、トップに分け目を作っている方は左右の1センチを足して、2センチ分の白髪が現れます。

 

 

そういったことを考えたときに、白髪を染める頻度は3週間~1ヶ月以内が理想的で、綺麗な状態を保てます。

 

 

一方で「いつまで染めるか」ということも考える方も多い。

 

 

白髪を染めることで得られるのは、間違いなく「若さ」です。

 

少しでも伸びたら気になる。けど、いつかは止めようと思う。でも、それがいつかは分からない。

 

止めるとなると、途中の髪をどうしたらいいのか分からない。

 

 

 

そう考える方はとても多いのではないでしょうか。

 

 

 

今回は白髪染めを止めた方が、どのようにして止めていったかの紹介をしてみます。

 

 

因みに現在はこんな感じ。

 

 

2019年7月を最後に白髪染めを止める決意

 

 

現在から考えると、約2年。

 

バッサリ切る事もなく肩に付くかどうかくらいの長さを維持してきました。

 

この長さで2年かかったという事は、髪の短い方はもう少し早く全頭を白に戻せるはずです。

 

 

大まかな流れとしては、

 

①白髪染めを止める決意

②切って、ベースはブリーチ無しで限界まで明るくする。所々に減力したハイライトを入れる。

 

↓ 2ヶ月

 

③切って毛先の茶色い部分に多めにハイライトを入れる

 

↓ 2ヶ月

 

④切って毛先の茶色い部分にブリーチ

 

↓ 2ヶ月

 

⑤~完全に染めるのを止め、ブリーチ部分を徐々に切っていく。

 

 

②→とりあえず今までの白髪染めの暗い部分があるので、そこをボカしたい。

 

いきなり全部をブリーチに頼ると、ブリーチが必要な範囲がまだ多いのと、

 

年齢的に弱った髪への負担が大きすぎる恐れがあるので、

 

減力ブリーチのハイライトと限界まで明るいカラーを。

 

 

③→期間も空いたため、白髪が占める範囲が広がっているので、

 

ブリーチが必要な幅は狭くなっている。

 

毛先のダメージ部分を切れることと、

 

前回の減力ブリーチによる髪の状態も見ることができて、ブリーチに耐えられると判断。

 

 

④→③から伸びているので、更に毛先は切れ、

 

さらにブリーチ範囲が狭くて済む。

 

この時点で毛先はブリーチによる金髪、根元8~10センチは黒髪混じりの白髪に。

 

⑤→伸びてはブリーチ部分を切るのを繰り返す。

 

 

これはあくまで一例。

 

 

もっと最善案もあるだろうし、お客様によっては違う手法を取ることも考えられます。

 

 

来ていただける頻度や、切っていい長さ、髪の強度を加味しながら、美容師さんと相談して自分用のプランを練ることが大切です。

 

 

白髪染めを止めたことで、「なんか開き直れて気持ちが楽になった」と笑っていました。

 

「根元もコシが出てきて、ボリュームが出やすくなった気がする」との感想も。

 

たしかに、カラーによる髪や頭皮への負担はなくなりましたからね。間違いなくそういう好転もあるでしょう。

 

 

染めないことを推進する訳ではないですが、こんな自由もあっていいのかな?とは思います。

 

「オンカラーでグリーンにしたい!」と言われた時はビックリしましたが(笑)

 

白髪に戻したとは言え、黒髪混じりなので、毛先はブリーチしないとグリーン入りません。

 

 

けど、髪も元気になってるので、しっかりブリーチしてグリーン入れましたとさ。

 

「白髪…染めなきゃ……」

 

って気持ちじゃなくて、

 

「白いから綺麗な色入るよね?派手なのやりたくなった!(笑)」

 

って気持ち。

 

お客様自身が、自分と前向きに向き合うことが出来ていて、とても嬉しかったです♪