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2020.03.05 大田垣 成俊
【手袋シャンプーの考え方】昔の手荒れ画像が出てきて驚いた。

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

「ブログなに書こうかなー…なんか画像のストックなかったっけなー…」

 

と昔の画像を漁っていたら、とある衝撃的な画像が出てきました。

 

 

今回のブログの手袋シャンプー論争に関しては、業界的にもかなりデリケートな問題ですが、個人的な意見を突っ込んでみます。

 

デリケートすぎて炎上が怖いので、先に結論を書いておきます!!!!!!笑

 

手袋を付けることを推奨しているわけではないけど、

 

手荒れ事情を考えると、「絶対素手でやるべき!」ともいえない。

 

手袋をする場合には、「手袋をした状態で、素手より気持ちよくシャンプーを受けてもらう為には、どうやればいいか。」を追求しながらやればいい。

 

ということを踏まえて…

美容師の手荒れについて

 

ありがたい事に、「手荒れしないんですか?」とお客様から気にかけていただくことも多く、

 

今でこそ、「昔は僕も結構、手荒れあったんですよー」と昔話みたいにお話することはありますが、

 

今の手を見せると、普通にキレイなので、多少疑われます。(笑)

 

ちなみにこれが今の手。

 

まぁ、普通ですよ。

 

で、これが手荒れしていた時期の写真。多分1年目。

 

 

 

ブツブツが出来て、乾燥で皮膚がめくれ、色んなところから謎の汁が出ます。

 

ただし、これでもはるかに軽度な方です。

 

これよりも酷かったこともあり、甲側の指関節のシワのほとんどが割れ、1円玉が挟めるんじゃないか?ってくらい割れた。

 

酷い場合は、指の太さが1.5倍くらいに腫れて、グジュグジュです。

 

 

 

写真を撮った時は、怪我の勲章みたいな感覚で、喜んで撮っていました。(笑)

 

これでも結構、皮膚は強い方だったのですが…。ハンドクリームでも追いつきません。

 

「こんなん載せて、誰得だよ」って感じかもしれませんが、その手荒れが続いてくると流石に嫌になってきて、最終的には結構悩んでいましたね。

 

 

何年経っても、「シャンプーでも喜ばせる!!」ってつもりでやっていますが、

 

特に美容師1年目くらいは、出来る技術も少ないので、「シャンプーで喜んでもらう」ってのが最重要使命みたいな精神があります。

 

「シャンプーは素手でした方が気持ち良いはず」と思って、僕も極力、カラーのシャンプーも全部素手でしていましたが、写真のような手に。

 

仕事を長く続ける上で、自身の管理も大切だし、手荒れで仕事を諦めては元も子もない。

 

そう思い僕は、現在ではスパだけは素手。元気なら素手。荒れそうな気配があれば手袋。カラーは手袋シャンプーです。

 

手袋と素手の違いは…

 

あります。間違いなく。

 

やはり素手のほうが、当たりが細かくて、手袋は多少接触面が広い気がします。

 

もう、全く別の技術なんじゃないか?ってくらい、やる側の感覚も違います。

 

 

じゃあ、「手袋で気持ちの良いシャンプーは出来ないの?」と聞かれると、

 

「手袋でも気持ちの良いシャンプーは出来ます。」と答えます。

 

逆に、「手袋シャンプーだと、どう足掻いても最高に気持ちの良いシャンプーってできないの?…絶対?」とも考える。

 

 

やる側も、素手に慣れすぎると、手袋シャンプーで違和感出ますし、

 

手袋シャンプーに慣れすぎると、素手で違和感出ます。

 

ようは慣れ。

 

素手は素手、手袋には手袋のコツみたいなものがあります。最早、別の技術と言っても過言ではない。

 

実際、素手と手袋で、僕は少し意識することを変えています。

 

今でもたまに、家で自分をシャンプーするとき、手袋付けてやってみたりしています(笑)

 

 

 

現に、気持ちが良いって言ってもらえるし、そう言ってもらう気持ちでしているし。

 

なんなら、「え?これで手袋してるの??」とも言われた事もあります。

 

僕だけではなく、他の手袋しているスタッフも上手だから、「ここのお店はほんと、みんなシャンプー上手くてビックリした!!」ってのもよく言われます。

 

 

 

よく問題に上がる、「引っ張られて痛い」とかは、正直、技術の問題もありますし、

 

耳に水が…ってのも、注意で改善できる問題。

 

 

会社によっては「手袋禁止!」とかもあるらしいけど、修羅ですよ。それは。

 

「手で触れないもの(薬剤)をお客様に付けるのか?」という論もあるようですが、ちょっと飛躍しすぎな気もします。

 

「荒れて変な汁が出る手でお客様の髪を触るのか?」って返したらどうなるんだろうか。僕は謎の汁が付くほうが嫌です。(笑)

 

 

もう一度言いますが、

 

手袋を付けることを推奨しているわけではないけど、

 

手荒れ事情を考えると、「絶対素手でやるべき!」ともいえない。

 

手袋をする場合には、「手袋をした状態で、素手より気持ちよくシャンプーを受けてもらう為には、どうやればいいか。」を追求しながらやればいい。

 

 

僕はそう思っています。

 

ありがたい事に、お客様は手袋を容認してくださる方も多いです。これは本当にありがたい。

 

 

手袋でも気持ちが良くてお客様ハッピー。

 

手が荒れないから美容師ハッピー。

 

こんな相互理解と、努力ができればそれが一番良いのかと思います。

 

 

画像が出てきて、そんな事を考えた今日この頃。