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2020.06.19 大田垣 成俊
【技術レッスン】人間の集中力・意識力・記憶力の豆知識

どうも、スタイリストの大田垣です。

 

まだまだ油断はすべきではないけど、広島はコロナも落ち着いてきており、

 

現在では、下のフェイスシールドも外してさせていただいております。

 

(正直、めっちゃやりにくかったw)

 

仕方ないことではありましたが、これが外れただけで、凄く快適に仕事ができます(笑)

 

マスク × 眼鏡で、相変わらず曇りには悩まされてはおりますが、

 

マスクが外せるようになるのはいつの話だろうか…。年内は覚悟しております(笑)

 

 

ただ、普段過ごしていても、マスクを外して外出している方をよく見かけたり、

 

飲み屋通りに住んでいるのですが、「飲み会なんだろうなぁ…」という騒ぎ声が夜な夜な聞こえたり。

 

結構油断してません??

 

 

常に重装備ではなくなりましたけど、しっかり対策は継続しているのでご安心を!!

 

久々の集合教育!

 

徐々にではありますが、ミーティング、教育も顔を合わせて取り組むことが増えてきました。

 

 

 

PROSOLでは、アシスタント達と教育者は、日中、営業を抜けさせていただき、メーカーさんのスタジオを借りて集中的に技術習得に取り組みます。

 

 

今回はヘアループという技術チェックと、ゼロタッチ(ヘアカラー塗布)技術の初体験。

 

ヘアループに関しては1年生全員、無事習得してくれていました。

 

 

練習とかもちょくちょく見させてもらいましたが、とても頑張っていたと思います。

 

 

新しく学ぶゼロタッチに関しては、やはり苦戦を強いられそうですが、とても真剣に取り組んでいました。

 

 

人間の学習力について

 

美容まったく関係ないですが、一種のコラム、教養として小話。

 

 

人間の集中力ですが、実は90分が平均的な限界とされています。なので大学の授業は90分ですね。

 

「それ以上集中できてるよ」と自称する人もいると思いますが、それはあくまで好きなものへの没頭であったりする。

 

勉強やレッスン、会議など、90分を過ぎると、たとえ集中できていているつもりでも、能率は下がります。

 

 

そして、その90分の間でも、Hi-Low が15分置きの波でやってくる。

 

なので、集中する90分の中でも、緩急を15分刻みで作ることが大切です。

 

暗記で例えると、「0~15分は書いて覚えて、15~30分は見て読んで覚える」と言ったように、手法を変えることで、脳への刺激を切り替えること。

 

これが学ぶ際に大切なコツです。

 

実は、授業を作る際も、15分ごとにワークを分けるのが理想的なのです。

 

 

 

もう一つ、

 

人が同時に意識できる事の、数や時間は限られています。

 

こういうことってないですか?

 

 

「Aを教えたら、Bが出来なくなる。なのでBを教えたら、出来ていたはずのAが出来なくなる。」

 

「Aをずっと意識していたけど、反復しているうちに気付いたら忘れていた。」

 

 

具体的には、「走り幅跳びの空中のフォームを指導して、実際に跳んでもらったら、さっき指導して出来ていたはずの着地の仕方が、また元に戻っていた。」

 

「長距離のランニングフォーム。最初の10分は意識できていたけど、それ以降は気付いたら意識しておらず、忘れていた。」

 

みたいな。

 

意識の上書き、意識の断絶。それぞれ、本当にあるあるです。

 

 

意識しているつもりでも、実は漠然と無意識で。。。って場合に、こういうことはよく起こります。

 

これを改善するには、

 

 

「意識的に意識し続けること」

「“意識すること”を意識する」

 

まるで言葉遊びですね。

 

人間、あれもこれも意識することは不可能です。

 

なので、意識すべき課題を3つまで。経験上3つくらいが丁度良い。

 

 

この3つ(A/B/C)を、ハイパフォーマンスでレッスンできる15分間。何が何でも意識し続けること。

 

それが終われば、次の15分は脳の切り替えのために、違う3つ(D/E/F)の改善を15分、意識。

 

で、再度15分、A/B/Cを思い出しながらやる

 

ABC→DEF→ABC→DEF……を15分おきに。

 

 

この「思い出す」という行動も、記憶に強く関係します。

 

記憶をするためには「覚える」のではなく、「忘れる」→「思い出す」という一連の流れの方が、効率が良い

 

 

こうして、「意識的に意識し続けること」「効率的に記憶すること」で、意識しないと出来なかったことが、無意識でも出来るようになる。

 

意識的な癖付けですね。

 

 

考えてみれば、人間の脳なんて、ほとんどが無意識領域です。箸の持ち方、話し方、立ち姿勢。普段の人間の行動のほとんどが無意識です。

 

こういった「習慣」「癖」のような無意識を新しく作るには、意識と記憶のメカニズムを知っておくだけでも違うのではないでしょうか。

 

 

 

美容の技術は色んな動作を意識しなければなりません。

 

体の向き、手の角度、肘の角度、目線の高さ、距離感などなど。

 

こういった意識的にしないといけない動作を、いかに無意識領域に捻じ込むか。

 

そのために、練習時間、練習方法、取り組む際の意識、

 

これらを今一度、整理しておくと、学びの世界が変わるかもしれませんね!!